副会長の報告書

日本キューティクル協会副会長のブログ

元気になったら腹が減る

気分は最悪
どうも副会長です


今日は春休み明け最初の講義でした
学校始まるの実は結構楽しみにしてたのに
前日にバイト先の送迎会みたいなのがありまして
案の定飲みすぎまして
翌日ひどい二日酔いのために自主休講ですよ

ポジティブなおれには珍しく自己嫌悪です



いいかげん酒の飲み方覚えろよいい年なんだし
周りの人にもすごい迷惑かけたし
しかも帰る途中で携帯紛失
明日新しいの買いに行きます
金ないのにもう泣きそう
精神的にはもうだいぶ落ち着いてきてますが



今日は身体ほんと調子悪くて一日中寝込んでました
二日酔いには味噌汁がいいらしいと聞いて家にあったインスタント味噌汁飲んだら
これがまためちゃくちゃおいしいのよ
日本人でよかった!



ほんと父親の息子だなー思いましたね
あの人も週末飲みに行って夜中ふらふらになって帰ってきて
翌日は二日酔いで一日中寝込んでますもん
それこそいい年なのによくそんな無茶な飲み方しますよね
まあ仕事に影響しないようにやってるから全然問題ないんですけど

〜反省点〜
楽しくなってくると後先考えずに飲んじゃうとこをどうにかしないとな
あとちゃんと水を合間合間に飲んでいけば二日酔いにならないのでそれを守ろう
昨日はお冷頼むのかっこ悪いなーって思って頼めなかったんだよね




話変わって
バイト先行くのにいつも地下鉄乗って行くのですが
なんか妙に就職活動の学生さんをいっぱい見ます
今がとっても盛んな時期なんですかね
おれも来年の今頃はバリバリやってるはず
女性はいかにも就職活動してますって見た目でわかるけど
男性はあんまりわからんなー

おれは就職活動すごい気合いれてやろうと思ってて
でも留年の危機だったので活動しても意味ないじゃんってなるのが怖かった
どうやら留年は心配しなくてよさそうだし本腰入れてやりたいですね



作品の続きが少しできたので追記のところに載せておきます
これ読めばわかるかもだけど、東のエデンをモチーフにしている?意識している?所はあります
ではでは

「あ、三億… 当たった…?」
このときぼくは億万長者の仲間入りをした。


昼下がりの四畳半はまるで真夏のジャングルにでもいるかのような暑さだった。
ぼくは目が覚めるとすぐに窓を全開にして、扇風機を回した。
まとわりつくような嫌な湿気から解放される。
じわじわと浮いてきた汗も、扇風機のおかげで気化し涼しさに変わった。
そういえば、と思い出し昨晩からつけっぱなしのパソコンを操作する。
「ちょうど始まるところじゃん」
冷蔵庫から紙パックの麦茶を持ってきてそのままラッパ飲みした。
ディスプレイは宝くじの抽選会のライブ映像を写している。
しかし、ぼくは一分も観ない内に抽選会の映像に興味をなくし、別のタブでいつものサイトを巡回し、ライブ映像は音声だけ垂れ流していた。
一通り巡回を終えたところでライブ映像を観てみると、ちょうど一等の数字が表示されていた。
自分の持っている宝くじの番号なんていちいち覚えていない。
ぼくは布団の周りのゴミ地帯から宝くじを探し出し、一枚一枚番号を確認した。
四枚目の宝くじの下二桁が一等と同じだった。
一瞬ドキっとし、下の桁から順に数字を追っていく。
追っていく数字は一等と同じで、桁を辿れば辿るほど心臓は高鳴っていた。
最後の一桁を確認するときには、苦しいくらいに心臓は鳴っていた。
「あ、三億… 当たった…?」
手も、声も、震えていた。
何度も見直したが間違いない。一等だった。





ぼくの名は「上野洋平」という。
現在大学生二年で、夏休みの真っ只中だ。
実家を離れ家賃三万にも満たない四畳半に下宿しており、バイトもせず親の仕送りを何とかやりくりして、ニート同然の生活を満喫していた。
たまに外に出かけるのは買い貯めた食料が尽きたときくらいだ。
ことが起きたのは、その唯一の外出である買出しのとき。
真っ昼間の人気のない裏道で、知らない男に声をかけられた。
「ちょっといいかね、そこのお兄さん。」
何か怪しい勧誘じゃないだろうな?と思い振り向くと、路駐してあるタクシーの窓から優しそうな老人が顔を見せていた。
眼鏡をかけ、口元には白いひげをたくわえた、何となく執事のような、そんな男だった。
「実はお兄さんにお願いしたいことがあるのじゃが。」
優しい微笑みをたたえたまま、ぼくの反応を待っている。
「何ですか?」
ぼくは警戒の色を隠すことなく顔に出した。
この老人、人柄は普通なのだがとにかく話の内容が怪しい。
何でも、老人は仕事をさぼっている最中で、どうしても宝くじを買いたいのだが制服のままじゃまずいからおつかいを頼まれてくれないかというものだった。
ぼくがどうやって断ろうか考えていると、老人からさらに話しが続いた。
「お兄さんこれからスーパー行くところじゃろ。何なら送り迎えもしようか。あのスーパーなら宝くじ売り場もあるしのう。」
「何でぼくがスーパーへ行くと思うんですか?」
「ほっほっほ。わしが何年ここでこうやって仕事さぼっておると思う?」
この誘惑に負けて結局一緒にスーパーへ行くことにした。
ニートにはこの炎天下の中重い荷物を持って歩くのはそうとう応えるのである。
スーパーに着くと老人はぼくに宝くじの番号がメモしてある紙とお金を渡した。
このままぼくが持ち逃げすることとか考えないだろうか。
まあそんな恩を仇で返すようなことはしないけど。